金属フレキ管の曲げ加工の計算

サイトマップ

電子、電機、機械、自動車、船舶や建築設備等の

静荷重・振動/耐震・熱に対する強度計算の請負

構造解析で“根拠のある設計”にしませんか?
CTS (有)構造計算テクノロジー
〒436-0079 静岡県掛川市掛川50-18
TEL 0537-22-7260


構造解析の事例


@強度計算

A疲労強度


B耐震強度


C耐風強度


D耐雪強度


E耐荷重

(準備中)


F座屈


G共振・加振力応答


H地震応答


I軽量化


J運動・機構


K温度分布


L熱変形・熱応力

(準備中)


Mクリープ変形

金属フレキ管の曲げ加工の計算

SUSフレキ管をマンドレルで90°まで曲げ、その後除荷することでスプリングバックを考慮した加工形状を弾塑性解析により確認した。
フレキ管の端部への荷重を掛ける方法をいろいろ検討したが、最終的にインボリュート曲線に沿って強制変位させるとスムーズに加工できることが分かった。

フレキ管の加工概要図
   

曲げ加工初期では中央の山1点だけがマンドレルに当たっているだけだが、その後は複数の山が次々に当たるようになり、谷部が伸ばされ高応力になる。

曲げ加工初期の応力

曲げ加工30°の応力

曲げ加工60°の応力

曲げ加工90°の応力


曲げ加工90°では多数の山がマンドレルに当たっていて応力は最大になる。
この後、曲げ荷重を除荷して永久変形状態まで計算する。

曲げ加工後除荷開始の応力 曲げ加工後除荷終了の応力
 

除荷終了時点でフレキ管の外側に高い残留応力があり、6°の戻り(スプリングバック)が発生している。
したがって加工後に90°曲がった状態にするには、 6°のスプリングバックを見込んで96°まで曲げ加工する必要があると推測される。


   強度計算を請負う(有)構造計算テクノロジーのトップページ