展示ブースの耐震強度
展示ブースはアルミフレーム押出材とブラケットをボルトで連結し、奥には合板の壁を設けた構造とする。
フレームの連結部付近はソリッド要素で、それ以外は梁要素、壁は板要素でモデル化した。
柱下端を拘束し、右(X)方向に水平震度1.0相当の地震荷重を負荷した。
前面の2本の柱とその柱を連結する梁は門型構造を成すが、合板のある背面構造に較べて剛性がないので、地震荷重により柱と梁は曲がり頬杖の接続点付近の応力が高くなっている。
アルミフレームの応力は44.2N/mm^2で、材質A6063S-T5の耐力110N/mm^2より十分小さく問題ない。また組立ボルトの応力は122N/mm^2で、強度区分4.8でも耐力は240N/mm^2あるので全く問題ない。