プレート切欠き部の疲労評価
一連の荷重ケースを受ける場合の計算応力を基に、疲労限度線図上の危険率(=1/安全率)を全領域について自社開発プログラムで計算しました。
荷重ケース 1 |
荷重ケース 2 |
荷重ケース 3 |
A部とB部の最高応力はほとんど同じですが、A部の応力が変動しているのに対しBの応力変動はありません。
A部とB部の平均応力と応力振幅を疲労限度線図上にプロットした図を左下に、自社開発プロクラムで全域の応力変動値に対して処理した危険率分布図を右下に示します。
危険率分布 |
疲労限度線図上のプロットでA部の方がB部より危険であることが判断できますが、危険率分布図を見ると危険率の高い所が一目瞭然で分かります。
従来の疲労限度線図上の評価作業には結構工数が掛かるために、応力が高い数ヶ所のポイントだけを評価していたので危険な部位を見落とす可能性もありましたが、自社開発プログラムによる処理をした危険率分布図を確認することにより危険部位の見落としが無くなりました。