【構造解析ミニ講座】メッシュ分割

サイトマップ

電子、電機、機械、自動車、船舶や建築設備等の

静荷重・振動/耐震・熱に対する強度計算の請負

構造解析で“根拠のある設計”にしませんか?
CTS (有)構造計算テクノロジー
〒436-0079 静岡県掛川市掛川50-18
TEL 0537-22-7260



構造解析の事例


@強度計算

A疲労強度


B耐震強度


C耐風強度


D耐雪強度


E耐荷重

(準備中)


F座屈


G共振・加振力応答


H地震応答


I軽量化


J運動・機構


K温度分布


L熱変形・熱応力

(準備中)


Mクリープ変形

8.メッシュ分割

応力集中部や板厚方向のメッシュ分割は計算精度に大きく影響する。
小さい要素にすれば計算精度は上がるが、実際にはPCで計算できないようなモデルの規模(節点数)になってしまうことがよくある。
そこで要素分割と精度の関係をある程度把握した上でメッシュ分割をする必要がある。

【例】

下図構造の1/4モデルに対し、メッシュ分割をN=2、4、6、8、16、24、32とした時の応力変化を確認する。

円孔付帯板の図

最大の集中応力σmaxは、メッシュ分割がどの場合でも、矢印の点だった。

メッシュ分割N=4のコンター図 コンターラベル
N=4、σmax=3.465461
メッシュ分割N=8のコンター図
N=8、σmax=3.983835
メッシュ分割N=32のコンター図
N=32、σmax=4.307712


この、Nとσmaxの関係をグラフで表すと、


となり、Nが増すと、σmaxは4.31収束していくことがわかる。

また、応力集中の程度は、応力集中係数αkで表すことができ、下図の式となる。

応力集中係数

αは、鵜戸口英善著『材料力学 下巻』裳華房発行の下図グラフに、N=32の時の解析データ(α=2.153856)をプロットしてみるとよく一致していることがわかる。

グラフ−2

グラフ−1の結果から、実際の解析において穴まわりの分割数を4程度にすれば、誤差は20%で、実用上問題ないと考えられる。

強度計算を請負う(有)構造計算テクノロジーのトップページ